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​第3回発電実験の概要

3回目になる黒崎型水車プロトタイプの発電実験が、2020年10月6日、秋晴れの下、大丸用水分量橋下流菅掘りの親水公園で行われました。

通りがかった人たちや子供たちは、何人ものおじさんたちが大きな道具を水の中に沈めて悪戦苦闘しているのを、興味をもって眺めていただき、ありがとうございます。

あの大きな道具は水車と発電機です。

iGPでは、地産地消の電気を作ろうと活動しています。もし、ご協力いただけるなら、問い合わせのページから、ご連絡ください。

今回使用した垂直軸揚力羽根型3号機改良型の水車は、前回に使用した第3号機から次の改良が加えれれています。

 -羽根部分の水深を調節できるように、垂直シャフトを含むフレーム部の高さ位置を可変できるようにした。

 -発電機の載る天板部分を深い水深にも対応できるよう、長くした。

​写真をご覧ください。

改良型垂直軸揚力羽根型3号機改良型水車

今回、水深は45㎝あり、大きな水圧が水車にかかりました。

水流を羽根に向かうように寄せ板を使ってみましたが、水圧のために思うように羽根との角度を調整できませんでした。

しかし、水の方向に対して、片側のみですが、45°から60°程度でどうにか寄せ板を入れると、回転数が15~60%ぐらい増速いたしました。

水車の回転の4倍速で発電機を回しているときは、400mW程度の起電力を取り出せましたが、8倍速で回したとき同一の負荷をかけると水車は止まってしまいました。

 

今回の実験でやはり手作りには限界があることがはっきりしました。

強い流れに揺さぶられ、水車やプーリーをシャフトに止めているシャフトフォールダーのビスが緩んで水車がずれました。

負荷がかかるとベルトが滑ってしまい、水車の力が発電機に十分伝わりません。

金属性のプーリーとゴム製のVベルト、シャフトにタップを切って緩まないようにするなどの改良が必要です。

さらに回転半径を大きくすることでトルクが上がります。

今回の水車は揚力型で、水を掻き上げるバシャバシャ音が小さい、静かなものです。

​黒崎談😌

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